【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

思い出

孤立と自由

借用書 この記事の内容は今から6~7年前のことを書いていることになる。長女は大学1年生になり、双子の息子は高校2年生、末の息子は中学2年生だった頃のお話し。子供達も多感な時期なのでどう説明していいのかわからなかった。ただ4人とも私が傷ついているこ…

最悪の事態

勇気 孫のお金を平気で、「前から言おうと思っていたんだけど、ローンがあと800万円残っているから貸してもらおうと思って。」と電話で軽く言ってくる父。 弁護士さんに相談すると絶対に貸すなと言われ、 「その話なんだけど、私のお金じゃないし。いつも…

不条理に対する私なりの抵抗②

根源 今朝は書きなぐって時間になってしまったので、説明を加えないといけない部分が多い。何故父の言うがままに隣の家に住んだのか?なぜ母に度々お金を貸したのか?自分でもわからないが、おそらく私は弟と同じ程度に可愛がられたいと思っていたこと、また…

不条理に対する私なりの抵抗①

かなり長い間、自分の回顧録を書くのをやめてしまっていましたが、なぜか突然無性に書きたくなったので、お話の続きを書こうと思います。 主人が亡くなり、弁護士さんに助けてもらってひとり親家庭になった私と4人の子供達。いつもは子供に発達障害があるた…

検査技師時代の話 Part2

次の研究所は扱うものが全く違った。薬剤耐性菌の研究をしている部に配属になった。まずバイオハザード講習というのを受けて試験で6割以上出来ないと実験室に入る資格が得られない。多分ギリギリ6割だったと思う。なんとか馬鹿にされずに済んだ。 研究員の先…

検査技師時代の話 Part1

子供たち4人全員が保育園児だったころ(5歳児・3歳児・3歳児・0歳児クラス)、主人も退院し身体の具合が落ち着いていたので、園長先生から「お母さん内職でも良いから何か出来る?」と働くよう促された。専業主婦だったし、4児の母で、主人のガン。自分の就…

夢のような一年

これを書かずにはいられない大事な大学4年時の話。以前「パラレルワールド」の記事に書いた通り、将来の夢を見失った私は、大学入学後ほとんど勉強しなかった。ここで殆どと書いたのは、最低限はしていたからである。 理系の大学は2年生以降年間を通して午…

ふすま1枚向こうの宴会と心の故郷

私の父方の祖父はフランス料理のシェフだった。私が生まれてすぐ一度会ったことがあるが、その年に亡くなった。生きていれば明治生まれの132歳。私の記憶は店の前での写真とバイクに乗った祖父の写真しかない。 *画像はイメージです 第一次世界大戦前フラン…

「大泉の母」の手相占いは本当に当たったのか検証してみた。

大学3年の時、当時付き合っていた彼とすれ違いが多くなり、同級生と一緒に遊んだり、バイトの時間が増えてきた。当時仲の良かった友達(誕生日が全く一緒)と、「大泉の母」に見てもらおうと興味本位で行ったことがある。その友達には遠距離恋愛の彼がいて、…

パラレルワールドは引き返せない

もう30年くらい前の事。あれからそんなに長い月日が経ったなんて全く信じられない。 かなり割愛するが猛勉強した大学受験。人生で一番勉強した高校3年の1年間。幼いころから「数学」だけは得意だった。高校の担任が数学の先生だったので、先生の鼻を明かして…

「楽天的に生きればあなたは必ず幸せになれる」

別れた夫と亡き夫。ひとり親になるまでの長い道のり ↑これの続きで ↓これの前のはなし お酒を飲もうと飲むまいと子供への暴力は絶対にいけない。 主人がガンの末期に行方不明になり、生死も分からず、病気で会社から傷病手当金をもらっていたが、定期的に通…

お酒を飲もうと飲むまいと子供への暴力は絶対にいけない。

「お酒をたくさん飲まれる人はうつなんだよ。」とずいぶん前に主治医が教えてくれた。ええ~!そうなんだあ。お酒がほぼ飲めない私はへえ~、ふ~んと聞き流していたのですが、よく考えてみると私の父がそうだったのかもしれない。 いつくらいからだろうか、…

別れた夫と亡き夫。ひとり親になるまでの長い道のり

別れた夫と亡き夫は同一人物。でも全く別の人のような気がしてならない。 21歳の双子の息子達は生まれてすぐNICUに入院していた。結婚してから3年3か月くらいの時だった。丁度その時、主人はガンの1度目の手術を受けた。5人家族で3人が入院という事態…

ヒデとロザンナのように

ロザンナさんが徹子の部屋に出ていた。以前からロザンナさんのことはメディアに出るたび、自分と重ね合わせて参考にさせてもらっている。テレビ番組ではこんなことも話していた。 「私はヒデの死を認めていなくて、姿こそ現さないけど絶対に私のそばにいると…