【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

19歳の成人式と30歳成人説

今日は末息子の誕生日。誕生日おめでとう。だから今日中に書き上げたい💧

19歳かあ~。生後6ヶ月の時から一人で育ててきた。この子が成人する(20歳)までは何があっても育てると神様に誓った。ところが最近18歳が成人になったから息子は19歳でも成人なのだそうだ。あと1年あるはずだったのに複雑な気持ちだ。精神的にはまだ中学生みたいだからだ。

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小学校に上がって半年で不登校になり、その半年後引っ越した。引っ越し先では特別支援学級の2年生に入った。経験豊富な温かい先生がいて、その先生が担任の間はとても楽しく通えた。勉強も得意な算数をアスペルガーの子と競って頑張っていた。

そのベテランの先生が異動になって、普通学級から飛ばされた窓際族の先生だらけになった。そういう先生達では障害のある子(程度も色々な)を6人も同時に見るのは無理なのである。

一人の子がかんしゃくを起こすと、その子を教室の外に出しかかりきりなる。その間他の5人はほっておかれる。45分の授業中ほったらかしの特別支援学級なんてあるんだろうか?乱暴な子もいるし、身体的にも不自由な子もいる。勉強なんて全く教えてもらえない。子供の能力に合わせて通常級の教科書くらい貰えても良いのではないかと思う。5年生から再び不登校になってしまった。

 

中学校は無理を承知で普通学級にした。ややこしいが特別支援学級に通っていると(普通級に通っていないと)、他の通級指導学級や特別支援教室を利用できないことになっている。特別支援学級不登校になると行く場所が無くなるから、不登校覚悟で普通級に進学し、通級学級を利用可能にした。今みたいに発達障害者支援法や自閉症・情緒障害固定学級があればまた違ったのかもしれない。

 

案の定、入学後すぐに普通級には通えなくなったが、辛うじて週1回の通級学級には通うことができた。そして普通の中学校卒業証書を貰った。普通の中学校を卒業していないと受け入れてくれない高校が多いので高校進学のためにも普通級の卒業証書が必要だったのだ。

 

高校は前述のとおり、「不登校でも居場所が出来る、寄り添ってくれる通信制高校⁈」を卒業し、今は専攻科の1年目である。来年度は息子と相談中だが、自立支援→就労移行支援→就職。のルートを考えている。まだ精神が幼く体力もないのですぐに就労は難しい。

寄り添ってくれない通信制高校についてはこちら

↓↓↓↓

smms.hatenablog.jp

 

小児科で学習支援をしてくれた先生は、国立大学で教授をしていた方なのだが「30歳が成人でもよいくらい最近の子は幼い」とよく言っていた。実年齢に0.7をかけると丁度良いらしい。19歳だったら13.3歳だ。うん!うちの息子はそのくらいがしっくりくる。だから30歳くらいが成人でも丁度良いという理論。昔は子供のころから苦労が多く早く大人にならざるを得なかったのかもしれない。

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