【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

ボディーイメージがつかめない発達性協調運動障害の命の危険

発達障害の子に多いのが発達性協調運動障害(DCD)。小さい頃からハイハイが下手、言葉が不明瞭、お箸やはさみなどが上手く使えない、着替えが上手くできない、三輪車にうまく乗れないなど不器用な子が多い。注意欠如・多動性障害(AD/HD)の約30~50%、限局性学習障害(LD)の子どもの約50%に見らるようだ。

 

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小さい時だけでない。大きくなってもボディーイメージがつかめない。人とすれ違う時や大きな荷物を持っている時や、自転車に乗るときは特に危険である。楽器が吹けないとか、球技が苦手とかとはわけが違う。(でも水泳だけはまあまあできる。)脳の機能の問題で、本人たちは怠けているわけではなく真剣なのだ。絶対に馬鹿にしたりけなしたり叱ったりしてはいけない。

 

さいころからたんこぶだらけ。家族で卓球をしようものなら、一球たりとも弾が行きかうことは無い。サーブが入らないし、こちらがサーブをだしても誰からも一球も返ってこない。ただの球拾い大会に終わった💧

 

大人になってからも擦り傷が絶えない。自転車には一応乗れるが左右に1メートルくらいフラフラするのでガードレールや電柱に激突する。他人にぶつかって怪我をさせてしまったらもっと大変だし、車にぶつかったら命の危険がある。

 

だから、障害のある子には傷害保険が必要だ。子供のうちは家族の保険で大丈夫なのだが成人して本人が入ろうとするとなかなか入れない。いくつか資料請求してみたが通院していて投薬を受けていたりすると入れない。身体は元気なのにひどいじゃん!さらに調べたら入れそうな保険を一つ見つけた。そちらに入れたらまた記事でご紹介しようと思う。

 

保険は保険で入る必要があるが、事故や怪我をしないために改善する方法は無いかというと全くそういう訳ではない。定型発達の子と同じように発達しないだけで、発達できないわけではない。周りを気にせずその子のペースで体を動かすことで少しずつ改善されるようだ。そういう場所と機会があればのお話しだ。大人になった今そんな場所どこにあるの?やはり自立訓練が一番適当なのではないかと考えている。

 

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