【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

通常級・支援学級・特別支援学校の違いと実態(2)小学校支援学級・通級編

通常級・支援学級・特別支援学校の違いと実態(1)小学校入学前にの続編です。

小学校入学にあたり、心配のある子は入学前(3月)に校長先生と面接を行う事になっている。その際に、特徴や心配な点などをお話しする。しかし4月1日に公務員は異動するので3月にどんなに相談しても変わっていしまうことがある。普通級に入ると幼稚園組と保育園組、学童組などの顔なじみの子もいるので運が良ければ守ってくれる。しかし悪い方に転ぶと悪い子というレッテルを張られたまま入学する事になる。

 

勉強面では学習障害(LD)の子は読む・書く・計算する・推論するなどの面、ADHD(注意欠陥多動性障害)の子の場合ちゃんと座っていられるかなどの心配があると思います。それらについて担任にどれだけ理解が得られるかが重要になってきます。勉強してくれていて理解してくれた先生はごくわずかでした。多くの先生はあまり知識が無いですし、40人のうちに6~7%発達障害児がいると大変です。1年生のうちは数か月間補助の先生が一人付いてくれることもあります。

 

発達障害の子が6~7%いても、親も子も発達障害だと気が付いていない場合も多く、学級崩壊などの事態になってしまうと、全く先生の目が行き届かなくなってしまいます。その中で発達障害の子が生き抜いていくのは困難を極めます。特別支援学級も、詳しい先生ばかりではないうえに、勉強を全く教えてもらえないので子供自身が物足りなく感じるでしょう。近年、自閉症・情緒障害固定学級が増えているので、そういう学級がある学校を選ぶと良いかもしれません。

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普通級で高学年になれたとします。そうすると今度は情緒障害等通級学級に通うことができます。固定級ではないので、普通級に在籍しながら週に1回半日など、通級学級でSSTなどの授業が受けられます。通級学級の先生たちは発達障害のプロが多く先日もお話ししたTEACCHなどに沿って支援をしてくれます。場合によって「投薬を受けたほうが良いかもしれないから主治医と相談した方が良いよ」などのアドバイスも貰えます。

 

市町村などによって固定級だったり通級学級だったりするかもしれませんが、子供が楽しく学校に通えることが大切です。この次は中学校・高校と続きます。

 

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