【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

カサンドラに花束を

タイトルに使わせていただいている「カサンドラ症候群」。おそらく私自身がそうだったからである。いや現在進行形かもしれない。カサンドラ症候群とは相手の気持ちを理解する事が難しい発達障害を持つ夫と上手くコミニュケーションが取れずに苦しむ妻が身体的・精神的な不調に陥る事。夫と妻が逆も然り。

 

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↑↑↑ちなみにカサンドラってこんな感じの植物

 

私の夫はもう他界していているのだが、生きていた時のことを考えると本当にそうだったなあと思う。なぜ結婚する前には気が付かないのだろう。発達障害についての知識もなかったので分からなかったが、息子達が発達障害とわかり、夫もそうだったんだ!だからだったんだあと納得がいった。

 

発達障害の人と付き合うにはコツが必要だ。こちらが思うように相手は思ってくれないが、悪気がある訳ではなく気が付かないのだ。だからすべて言語化する。「~~~だから私は~~~な気持ちになるから、~~~の時は~~~して欲しいと。」説明する。説明すれば理解してくれる。だが応用が利かないので一を聞いて十を知るという事は期待してはいけない。十を聞いて一を知るくらい根気よくしないといけない。子育てと一緒だ。

 

でも子供も夫も発達障害という例も多い。こうなってくると、そりゃあ具合も悪くなる。でも幸い私は夫ではなく息子達だけなので、みんな宇宙人だと思う事にしている。宇宙人だと思うと気持ちが少し軽くなる。なぜ自分から宇宙人が生まれたの?と不思議に思う。

 

自分の周りにカサンドラ症候群の友達がいないとしても、ネット上ではお仲間が沢山いるから大丈夫。ネット上でも仲間たちが分かってくれる。どうか悩みすぎないで欲しい。発達障害は治らない。個性だと思うほかない。カサンドラ症候群かなあと思う方は、ぜひ自分の世界を持ってほしい。精神的に自立し依存をやめ、期待しない。少しだけ離れると良い所や楽しい事ばかり思い出すでしょう。私自身夫が生きていたらカサンドラ症候群になっていたと思うけど、でも思い出すことは楽しいことばかりだ。