【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

通常級・支援学級・特別支援学校の違いと実態(3)中学校編

通常級・支援学級・特別支援学校の違いと実態シリーズ第3弾です。発達障害のお子さんをお持ちの方が学校選びに迷っていたら参考にしてください。

 

■中学校普通級

A中学校がガラが悪く悪評高くても、隣のB中学校は市で一番の進学校ってことがあるくらい学校によって違います。そして小学校と大きく違うのは先生が教科別で教育学部を出ていない方が多い。時間割ごとに先生が違うのでイジメが見つかりにくい。しかし週1回の通級学級の通学でも卒業できる。不登校覚悟ならそういう手段もある。

 

■中学校支援学級

市の小学校支援学級出身の子の多くが中学校も支援学級に通う。不良になってしまう子がいることがあるので事前に確認した方が良い。勉強は小学校高学年くらいのレベルで、中学卒業の単位が得られないことがある。すると高校も普通の高校に進めず、高校版特別支援学校か、都立の特別支援学校高等部に進むことになる。

 

■特別支援学校

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都立・県立の肢体不自由の学校や知的障害の子の学校やろう学校などがある。年度の初めじゃないと入学は難しい。知的な遅れがないが発達障害で、身体障害者手帳を持っていたので、うちの息子達は転校できた(通常級でイジメられPTSDになった)。学力別クラス編成になっていて「中学校に準ずる」のクラスだけ中学校の卒業の単位が取れる=普通の高校を受験できる。自立支援という科目もある。イジメはないが先生からのパワハラがあることがある。障害者差別がここでも起きることがあるが、他の保護者の方も一緒に戦ってくれるので心強い。人数が少ないので同年代の子とのコミニュケーションの練習は少し難しい。

 

■私立の特別支援学校中学部

数少ないが中学校からが一番入りやすい。学費は高いが質も高い?一度見学に行ってみると良い。小中高一貫が多く、高等部にそのまま進級できるのが魅力。普通級と併設されているところが多く。兄弟を先に入学させておいて、兄弟枠で障害のある子を後から入学させるお宅が多い。私には学費からして想像すらできない…。

 

■都立・県立の中高一貫校

市立の中学校と違いハイレベルな子がきているので、周りの子に恵まれればうまくやれる事もある。しかし入学試験の倍率の高さとテストが応用問題(考えさせる問題)なので、臨機応変ができる子しか入れない。

 

まとめ:思春期の子供たちが集まるので、どこの学校に行っても大変。誰もが中学校って良い思い出ばかりではなかったのではないかと思う。更に今はSNSなどの付き合いが増えているので親は本当に心配。世間で中学生の自殺など悲しいニュースがあると辛くなる。そんなにしてまで学校に行かなくたっていいのにって思う。教育を受ける権利もあるが行かない権利もあっていいと思う。

 

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