【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

少子化時代の子育てを取り巻く地獄絵図

 

加速する少子高齢化

今日はお堅いお話しになってしまいそうだ。少子高齢化が進みご高齢の方々の年金生活のご苦労が薬売り場にいる私にも伝わってくる。所得格差が大きすぎる。お金持ちとそうでない人ではお金の払い方が違う。レジをしていればすぐにわかる。レジをうっている自分だって最低賃金で働くただのパートタイマーだ。

 

このまま少子高齢化が進むと日本は確実に潰れる。日本倒産だ。高齢化だけでなく少子化も問題だ。子育てしている世代の所得格差も大きい。高学歴高収入とその逆の差が、バブル崩壊後しばらくしてまた再び強くなっている。

 

少子化を少しでも食い止めるにはまず今存在する子供を育てる世代を支援する事に他ならない。子育てしやすい環境を整えなければ誰も産まなくなる。我が家の場合はもう末の子も19歳なので当てはまらない。もっともっと小さい子供のことだ。

 

広がる所得格差

所得格差が大きくなり、共働きでも教育費が足りない。離婚率も高いのでひとり親ならなおさら教育どころか食べ物や生理用品にも困っているのが現実だ。

 

でも売り場で子供が子供らしく泣き叫んでいる時、誰かが助けてくれるってことはほぼ無い。みんな自分の事で精いっぱいだし、よその家の教育方針にとやかく言わない習わしになっている。

 

世間では子供の虐待死などもよく報じられている。殺人はいけないのはもちろんだが、若いママたちがどれほど苦しんでいるかにもフォーカスしなければならない。

 

教育現場のレベル低下

娘が看護実習で保育園に行ったとき、保育士さんたちがある子供を見て「あいつ終ってるよね~!」「ほんと終ってる!」という会話を聞いたという。まさに教育現場も終っている。もちろん一生懸命な先生もいるのは分かっている。でも一部がそうであると保育園の先生ですら信用できない。そこに預けて働いてる方は気が気ではない。

 

小学校でもベテランの先生から「僕、自分の子供が大好きで大好きで仕方ないんです。」なんてびっくり発言を聞いた経験がある。それを自分の生徒にわざわざ言う必要があるのだろうか?よその子も大好きだから先生になったんじゃないのか?未だにその先生は毎年家族写真の年賀状を送ってくる。

 

息子が中学校の時も、国語の先生が国語の問題を作れなかったことがある。「次の文章を読んで設問に答えなさい。」と大抵始まり、「問題文中の言葉を使って6文字で答えよ。」なんて問題で、答えが文章中に無かったことがある。指摘した長男はその後その先生から嫌がらせを受け続けた。人間的にも学力的にも最低だ。もちろん素晴らしい先生もいることを理解していると断りを入れておこう。

 

子供を取り巻く地獄絵図

高校になると大抵のことが次第に改善される。子供が色々な事を自分で選べるようになるし、アルバイトも出来るようになるからかもしれない。中学校を卒業するまでの間が一番問題なのだ。国民が与えられている権利、義務教育を受けられる期間に所得格差が大きく影響する。

 

所得の高い家では質の良い教育を選んで受けられる。親ガチャに当たったってやつだ。そうでない家に生まれた子は悲惨な子供時代を送ることになる。それを承知の上で、地獄に産み落とすかのように子供は産めない。まさに地獄絵図だ。

 

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「ローマは一日にして成らず」こんな風になるまでには時間がかかっているはずだ。これを解消するにも時間がかかる。なぜこんな世の中になってしまったのだろう。コロナ禍を生き延びても、もっと先を見据えなければ、自分の子供たちのその子供たちの将来はもう存在しないかもしれない。

 

じゃあどうすればよいのだろう。どうすれば子供は宝だと共通理解し、所得格差が縮まり、誰もが義務教育で質の高い教育を受けられるようになるのか。まだ希望はあるのだろうか。