【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

発語が遅い発達障害児に何が出来るか

発達障害といってもそれぞれだから聴覚優位とか視覚優位とかって違いがみんなある。うちの息子達は3人とも探し物が見つからない。指をさして「そこそこ!」って言ってもまず伝わらない。

 

例えば机の上に鍵があって、その上に紙が一枚のっていると、それだけでもう永久に見つからない。引っ越して10年経ってもごくごく近所の道で、しかもいつも通っている道しか覚えていないし、人の顔も名前も親しい人しか覚えられない。さらには他人の洋服や髪形なんて全く記憶に残らない。

 

しかしながら文章は凄い速さで読める。小さいころから本の読み聞かせなどは一般的な量の本を読んだが、本当に小さい時だけで小学校低学年くらいからは図書館で本を30冊くらいずつ借りてきて枕元に10冊くらい置いて読んでいた。だからいつまでたっても寝やしない。かいけつゾロリシリーズなんて笑い転げて全然寝ない。

 

双子の息子たちが通っていた高校は図書館が充実していて、ゲームももちろんやってたけど文学少女ならぬ文学少年だった。国語のテストだけはずば抜けて出来る。大学入試もほぼ国語の点数で入れたのではないかと思う。

 

こんなに視覚が弱いのに何で速読ができるのか?理由ははっきりとは分からない。発語が遅く、言葉の遅れがひどいと3歳児検診で言われたたので何かしてみようと始めたのが、七田式のフラッシュカードとプリントとCD。さっき検索してみたら昔より種類が豊富で、全く同じものは見つからなかった。

 

七田式の右脳トレーニングをご存じの方も多いと思います。教室もあるけど月謝が高いし、ひとり親で何人も子供がいたら教材を買って自分でやるしかない。猛烈な速さで絵とひらがなの単語をフラッシュさせていく。1日10枚程度から始めて50枚くらいだったかな?毎日新しいカードを少し入れて古いカードを同じ数抜いて入れ替えて言葉を覚えさせていく。左脳では追いつけない速さで読み上げることが大切だそうだ。それによって右脳が使われるようになるらしい。

 

七田式の回し者でも何でもないし、宣伝するつもりもない。他の教材だって同じだと思う。ただそのくらいしか息子達の速読の理由が見当たらない(主人は速読だったなあ)。

 

発語が遅くてもいきなり喋り出して、マシンガントークする子も多いので心配しすぎる事はないと思うが、何か出来ることはないかなと探している方にはお勧めです。

 

プリントとCDもホームページで見てもらうと分かりやすいが、プリントは小学校に上がる前にある程度のひらがなや計算が出来るようになり、CDは掛け流しておくだけですごい子は覚えちゃうらしい。

 

うちの息子達は多分覚えていないし、「昔フラッシュカードってやってたじゃん?」って聞いても「う~ん。あ~そういわれてみるとそんな気がする。」って程度だ。でもそのくらい小さいうち、確か5歳くらいまでが重要だと書いてあった気がした。でも今ホームページで検索してみると、以前より適合する年齢層が増えていた。シニアケアまでありました!なので5歳より大きくなっても大丈夫みたいです。

 

双子の息子達は極低出生体重児1200gと1300gで早産だったので1学年早くなってしまいました。だから他の子との遅れがすさまじく、何か出来ることはないかなあと思い始めたもので発達障害だからってわけではありません。でも、今考えると他に何かできる事って少なかったからあの頃できるせい一杯をやれた気がしています。

 

私自身も探し物は非常に苦手。だけど子供の頃、文章を読むのはもっと苦手だった。今でいう読字障害に近い状態だったかもしれない。文字は読めるし音読は出来るけど意味が頭に入ってこない。でも中学校くらいから知らないうちに小説が読めるようになっていた。漢字は長期記憶になるまでにすごく時間がかかる。だけど最近イラストだと覚えやすい事に気づいたので、試験対策の時にはいつもイラスト化して覚えている。

 

視覚優位だとしても聴覚優位だとしても、学習する事は不可能ではない。先日の記事にも載せたが、病院の学習支援のY先生もそう教えてくれた。

 

smms.hatenablog.jp

 

それと今日は記念すべき61記事目(前回お祝いをしたかったのですが)なので

末息子が今日学校で撮ってきた写真をアイキャッチにします。

 

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末息子の撮る写真、結構好き。