【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

未熟児・発達障害児の双子いざ小学校へ行くの巻②

双子の息子達・小学校時代のイジメの話。

未熟児で生まれた息子達、クラスで一番小さな子よりひと首小さいくらいの身長で、入学式の時は席で寝てしまい、担任の先生に抱きかかえられて退場した。そんな光景見たことありますか?( ノД`)シクシク…

 

入学前に、心配なこと等を校長先生・副校長先生によ~く伝えたつもりなんだけど、双子なものだから、多分先生は見分けがついていなかっただろうと心配していたら案の定、いや想定外なことが起きた。まさかの校長・副校長同時転勤!まじか?何それ?ご冗談を。

 

1年2年の時、長男のクラスの担任の先生は発達障害の勉強会にも参加している発達障害にとても詳しい女の先生でよく面倒をみてくれた。のちに三男が不登校になった時に家まで迎えに来てくれた先生である。

遠視の強いメガネをかけ運動が全く出来ず、本ばっかり読んでいる子だった長男。他の子と変わっていたからか?からかいの対象になり鉛筆で後ろから肩を刺された跡が今だに残っている。学童に通っていたので、帰りはそこまで逃げ込めば長女とも次男とも合流し安全だった。

でも長男のイジメは次男と比べるとそこまでひどくなかったのは明らかにひ弱で女の子が守ってくれていたからだと思う。その頃の長男は見た目が「名探偵コナン」みたいだったからか物好きな女子に人気があった。4人姉妹のお母さんから「可愛いからチューしちゃったって娘が言ってたよ。」と聞いた。なのでさりげなく長男に聞いたら否定していたが、明らかにクロだ。

 

次男のクラスは1年の段階で学級崩壊した。もう床を転がっている子は居るし、男の子は自由に教室を出入りしちゃってるし、これ授業中なの?って程ひどかった。その年で番長みたいな強い男の子がいて5~6人の子分を従えていた。

人の悪意に気が付きにくく、自分自身がADHDでじっとしていられないものだから、本人に聞いても「大丈夫!」というし、担任の先生から見ても、不良グループのことで精一杯なのか何も様子が分からなかった。

ただ一度、授業参観の時次男が、授業中イスに座ってはいるものの通路側に上半身をイナバウワーくらい曲げて、逆さに授業を受けていたのには、顔から火が出そうなくらい恥ずかしかった。

 

3年4年生になるとイジメはより一層ひどくなった。ただ長男の方が先生運が良かったのかお母さん的な先生によく見てもらえた。次男の方は30代前半の経験の浅い男の先生だった。

帰り道、ランドセルをぬかるんだ畑の中に投げ入れられたり、お道具箱の中に唾を吐かれたりは日常的だった。ある日給食袋をキャッチボールされ階段の上まで取り返そうと上った次男は踊り場まで転落し、指を骨折した。帰宅した次男の手の腫れにびっくりし病院に連れて行った。担任の先生は「鬼ごっこでもしているのかと思った。」と言っていた。骨折するほどの怪我をして、目の前で見ていたにもかかわらず保健室にさえ連れて行ってくれなかったのかと思うと腹が立った。

 

ちなみに学校指定の整形外科に行って、レントゲンを撮った時、尻もちをついたので手と腰の写真も撮った。先生が来るまで待っていたら、看護師さんがレントゲン画像を見て「可愛いお尻だね~!これすごくない?」と言うので、なんだか安心して泣笑いしてしまった。

 

次男の場合、特に骨が折れたとかランドセルが泥だらけとか傘が曲がって開かないとかいう風に、私が見て気が付く事しか分からない。人の悪意を感じにくいのもあるが、気持ちを言葉に表現する事が難しいし、すぐ注意が他にそれて忘れてしまうのだ。

 

5年生の5月に引っ越す時、クラス替えになったので、最後の1ヶ月は例の一生懸命な女の先生が今度は次男の担任になり、クラスで話し合いが行われ「○○ちゃんごめんね。」とみんなから言われたそうだが、感じていないように見える次男だが、心の傷は癒えることはないだろう。

 

引っ越す前の3月31日、三男の特別支援学級の体験入学に双子の息子も連れて行った。お兄ちゃんたちも一緒じゃないと行かないと言うからだ。結局双子もレジェンドS先生に初めてお会いした。双子もS先生に後からお世話になる事になる。

その体験入学に行った日、夕方の下駄箱で、持参した上履きを袋から出す時、双子が揃って三男の世話をしていたので、S先生の最初の一言は「お殿様みてーだな~!」(笑)だった。

 

長女は市外の中学に入学したばかりだったので転校はしなかったが、3人の息子達が転校するにあたり、職員室中の先生たちが知り合いみたいだったのが面白かった。校長先生は引っ越し先の市の教育委員会にうちの兄貴がいたから様子を聞いてみてあげると言ってくれた。この先生には長女と次男がお世話になり、あの先生には長男と三男がお世話になり、別の先生には長女と長男がお世話になりって感じで、お世話になった方々が「みんな応援してるからね~!」と私達親子を励ましてくれた。有難くて思い出すと泣きそうだ。

 

長くなってしまったので都営に引っ越してからのお話は次回にしようと思います。30記事書けば満足と思っていたのに今回70記事目となりました!祝70回!目指せ100回!

 

三男の写真集より一枚

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