【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

心意気は【正直清兵衛】

 

世渡り上手な人々

ここのところ斜に構えてしまう傾向がある。口内炎は治らないし逆流性胃腸炎だし、肩こりからくる頭痛が半端なし、腰痛は激痛だ。相当疲れているのだろう。

 

世の中、世渡り上手な信用ならない人ばかりだ。Aさんと話している時は話をうまく合わせる、Bさんともうまく話を合わせる。CさんともDさんとも。でも本人のいないところではAさん・Bさん・Cさん・Dさん全員の悪口を言う。そんな二枚舌を使いこなす人ってある意味すごい。自分も言われていると何故気付かないのか疑問である。

 

発達障害の息子達には、こういう要領よく世渡りするという考えがそもそもない。誰かに何かをしてやろうという気持ちが元々ない。そして私にも殆どない。そういう気持ちはどこから湧くのだろう。

 

多数決原理

だからこそ私にとってそういう環境がストレスに感じる。恐らく同じ気持ちの方はたくさんいらっしゃると思う。環境に適応できない人に非があるのか?世渡り上手な人々に対し一見すると自分は負け組みたいに思うかもしれない。

世渡り上手が大多数を占める時、正直者が間違っているかのように見えてしまう、これを「多数決原理」と呼ぶ。

 

自分が悪いのではなく、環境が悪いのだ。自分が弱いわけでもない。強いからこそ心に抱え込む、他人に八つ当たりして発散する人の方がうんと弱い。本当は違うのだ。少し長い目で考えてみよう。

 

調子のよい世渡り上手さんにもいつか試練が訪れるに違いない。ブーメランのように自分に跳ね返ってくる時が必ず来る。人生そんなに上手くいくわけが無い。正直者が馬鹿を見るは間違いだと思う。結果的には「正直者が勝利する」と私は信じている。

 

正直清兵衛

落語の【正直清兵衛】のお話はちょっと怖いが、正直者が結果的に勝利するお話だ。すごく面白いので興味がある方はあらすじだけでも読んで欲しい。

 

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