【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

大学を中退し専門学校へ進路変更⑥

今日は息子の応用情報処理技術者試験

大学進学時には臨床工学科に進学した。一般受験で第1希望校に受ったのだが、そこでの2年間非常に苦労した。友達はすぐに出来た。数学と物理と情報処理の授業は得意だが、生物が苦手。興味の薄い科目の授業でとにかく寝てしまう→提出物が遅れる→単位を落とす→ギリギリ進級する→落とした科目の再履修。こんな悪循環に陥った。

 

そして恐喝未遂事件が起きた。「教えてやるから俺のレポートのパソコン部分を先にやれ!」発達障害の息子は従ってしまう。「試験勉強教えてやるから学費の半分(100万円)を家庭教師代として払え!」とどんどんエスカレートした。18歳の発達障害の息子にはどうしたらよいかわからない。

 

これには私もブチ切れた。相手は同級生と言えども27歳で立派な大人だ。やって良い事と悪い事がある。学科長にも相談し親身になってくれ、「提出されたレポートを見ても、人にやらせた証拠が見つからない。」「本人たちに言及しても100万円なんて言ってないと言っている」「この段階で厳しく処分すると、息子の立場がもっと悪くなるのではないか」などと心配してくれた。

 

そこで家族会議を開いた。留年ギリギリで3・4年生の病院実習なんて乗り越えられるのか?国家試験に受かるか?受かったとしても、就職出来るのか?臨床工学技士は、ドクター、看護師、様々な人とのチームプレーが必要だし、患者さんとのコミュニケーションも重要、人の命がかかっているので絶対に失敗は許されない。注意欠陥の強い息子に果たして出来るのか?

 

考え直すのに遅いということは無いのではないか?得意な情報処理の方向に進路変更してみてはどうか?息子は涙を流しながら、「そうしたい!絶対に頑張る!」次の日早速専門学校の見学に自分で申し込みに行った。

 

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そして水を得た魚の様に生き生きとしている。現在専門学校2年目の後期に入った。3年制の学校なので、今年度どれだけ資格が取れるか。基本情報処理や私には何やら分からない資格をいくつも取った。あとは応用情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士か何かが取れれば文句なくSE(システムエンジニア)になれるだろう。

 

SEのお仕事だってコミニュケーション力は必要だろう。だが資格を持っていれば強い。まず今日の試験頑張れ!ちなみに今日は私は仕事のお休みをもらったので三男の自立訓練の事業所の体験授業・説明会に都内まで行ってくる予定。そこでのお話も出来るといいと思う。