【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

家族会議と就活写真

然の家族会議

我が家では将来についての家族会議が度々行われる。何の資格を取るかとか、就職活動の進め方はどうするかなどについて。

子供が小さい頃は、ずっと先のことだから、曖昧でもイメージを持ってほしい程度だったので、今できること、今年度は数検何級を目指すとかそういったものだった。

でも来月22歳の双子の息子たちは就職活動を始めているところだし、末息子に関しては来年度の進路についてもまだしっかり決まっていない。

 

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突然の就活写真

家族会議の発端は就活写真だった。

夕食の後、次男が就活用の写真を撮ってくると言い始めた。駅前に住んでいるので、すぐそこに写真撮る機械があるからそれで済まそうと思っているらしかった。

なので私も支度して写真屋さんまで連れて行くことにした。

発達障害の息子は支度が遅い…。寝ぐせもひどい。新しいワイシャツも用意したのに古いのを着ている(;^ω^)まあいいか。

写真屋さんで22歳の息子に母親が張り付いてるのはおかしいので、

「ちょっと障害があるものですから、支度手伝ってもいいですか?」

と御断りをいれてカーテンの中に入った。でも頑固な寝ぐせがなおらない。どんなにワックスを使っても飛び跳ねてくる。最終的にヘアピンをもらってその部分だけとめて写真を撮った

さすがプロ、なかなかイケメンに撮ってくれた。

 

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突然の眼鏡屋さん

写真屋さんの後は眼鏡屋さん。写真屋さんのすぐ隣に眼鏡屋さんがあるので、壊れた予備用の眼鏡を持って急遽フレームだけかえてもらいに行った。

こういう普通の大人が独りでできそうなことが発達障害の子には少し難しい。店員さんとのコミュニケーションがとりにくいからだ。

先月お店に来たときはまだ同じメガネが売っていたのに、品切れで在庫がなくなってしまっていた。もう同じものは買えないそうなので、また改めて新しい眼鏡を買うことにした。

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のんきな兄弟

家に帰ると、相変わらずのんきに自分の世界に入ってパソコンをしている長男と三男がいた。

呆れてしまって毎日そんなことしてていいのかな?考えてみなよ!と問いかけてみた。

長男に関しては、自分の方から積極的に会社見学とか、合同企業説明会とか(障害者向けのものがある)に何故参加しないのか?

どうして次男と一緒に就活用の写真を撮りに行かないのか(次男が急に言い出したから無理もないのだが)?

今回一緒に行かなかったから、私はもう一度写真屋さんに同じことをしに行かなければならない。なぜ長男は就活写真は必要ないのだろう?

 

三男は、来年度も高校の延長の専攻科に行くことにはしたが、そこにいる間に何もしないで過ごすのであれば就労移行支援に通ったほうが良いのではないか?

今一応ITパスポート試験の勉強をしているということにしているけど、どのくらい進んでいるのか?もしあまりに進まないようなら、別のものに切り替えて、自分の好きなものについての資格の勉強したほうが良いのではないか?

何度も「そんなに時間がかかるならもう辞めていいよ!他の事しなよ。」

「やる~!やる~!」の押し問答だ。

 

会議の結果

長男は障害者用の就活ナビに登録して、次男と一緒に企業を積極的に見学することになった。

三男はITパスポート試験を今年度中に1回試験を受けるということに決まった。さっそく近くの試験会場の空きを見つけて申し込みと支払いをした。目標の日付を具体的に決めた。

 

ときどきこんな風に家族会議を行う。進路の変更は何回したってかまわないと思っている。でも何も考えないのが一番良くない。特に発達障害の子は未来のことを考えるのが苦手なので、一緒に考えることが大切だ。