【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

うつ病など人生の通過点でしかない

うつ病の割合はこのコロナで世界的に患者数が増え約2~3倍になり5人に1人がうつ病と言ってもいいらしい。身近な病気なのに理解してくれる人は少なく偏見が多い。「あの人鬱だから!」「頭がおかしい」「きちがい」「一生治らない」なんて言葉を耳にする事すらある。

 


私もひどいころは、重力が何倍にもなったかの様に身体がだるくて動けなかった。午前中がひどく、午後もお昼寝をしなければ夜まで体力が持たない。他人と話すのが怖くなり、宅急便や電話にも出られない状態で1か月間外出できないこともあったくらいだ。でもどんなに辛くても子供の事と食事の準備は必ずやった。薬を飲んででも子供達が一人前になるまで何とか頑張ろうと思っていた。

 


だけど何故か段々、本当に少しずつ改善されてきたのだ。子供達が大きくなってきて心配事が少しずつ減ってきたら、何か資格を取りたいと思うようになったり禁煙してみようと考えるようになったのである。

 


資格が取れたあと勇気が出るまで1年くらい時間がかかったけど、一応仕事に出られるようになってちょうど丸1年が過ぎた。主治医から「立派な社会復帰だ。自信を持っていいと思うよ。」と言われとても嬉しかった。相談しながら薬は減らしていきたいと思っている。

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うつ病なんて珍しい病気じゃないし、気が狂っているわけでは全くない!堂々と病院に通ってお薬をもらって立ち直れればそれでよいと思う。人生紆余曲折ある訳だ。誰だって良い時もあれば悪い時もある。必ず同じになるようにバランスがとれているんだと思う。たいした苦労の無い人にはそれなりの喜びしかない。逆にたくさん苦労した人にはご褒美が待っている。人間的に成長できる。そうでも考えなければやってられない。

 

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