【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

ASD(自閉症スペクトラム)でもいいじゃない(3)

息子たちは発達障害だがこの子たちの親になれて今はとても良かった思うし、ここまで育てられたことも誇りに思う。自分自身の自信になっている。発達障害の息子達にはとても生きにくい世知辛い世の中で人一倍の努力をしていることを私は知っている。誰にも気づいてもらえなくても私だけは知っている。子供達みんなすごく優しいし、明るく穏やかで喧嘩も全くしない。お手伝いもしてくれるし、お母さん大丈夫?と気遣ってもくれる。困った時は家族みんなでどうしたらよいか真剣に考える。お互いに助け合う4人姉弟。知らずのうちに私は幸せ者になっていたのかもしれない。

 

我が家の息子達もあと数年で社会人にならなければならない。学生の時とはわけが違う。年齢とともに成長はしているけれど、外の社会でやっていけるかどうか。普通に就職するのは難しいだろうか。障害者枠で就職できるだろうか。自立できるかどうか。家族は持てるだろうか。上を見ても下を見てもきりがない。将来のことを取り越し苦労しても仕方はない。  

 

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この先の人生はきっと長い。でも困難は1回や2回ではないだろう。壁にぶつかってくじけそうな時、あの時はこうしたな!あの時頑張れたんだからまたやれるかな!とかポジティブに考え直せるようになっていて欲しい。気分転換できるといい。支援を受けてもいい。残念ながら親の方が早く死んでしまうからその後のことが心配でならない。でもその時がきて人の助けを借りる力が付いていたなら百点満点

 

日々の生活の中でいろいろな細かい心配事もあるにはある。なんですぐ寝ちゃうのとか。なんで片付けできないのとか。どうして話しが一方的になっちゃうかなあとか。シャツがはみ出してて恥ずかしいとか。ひげ剃るの忘れてるっていつ気が付くのかとか。言い出したらきりが無いけど本当は自分が生きているうちに子供達が立ち直る力や方法を身に付けられるかが問題でそのほかすべての事は大した問題ではない。 

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