【続】発達障害だっていいじゃない  ~鬱な私と4人の子供達~

発達障害の子供達も成人したので、これまでのことも書きつつ、50代からの奮闘の毎日をつづります。

営利目的の発達障害支援には注意しなければならない

嘘みたいな話しだが本当に存在する発達障害支援ビジネス。これは厚生労働省にも問題があるのではないかと思う。発達障害者支援法が出来て、小学校も中学校も高校も大学でも、発達障害の子に対し配慮をしなければならないという事になった。だから体裁だけ整えているのである。教師はみんな支援員の資格を持っていますよ。などと安心させるが支援員の資格というのがまず怪しい。今までに経験した中でも特にインチキ臭いものを紹介しましょう。

 

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発達障害グレーゾーンの大学生向きの支援サービス。

週1回~で何万円も取り、馬鹿にしてるみたいな話しを聞かされて一言ずつ喋って終わる。数百種類も職業体験ができるとうたっているが個人個人ビデオを見るだけなのには驚いた。コロナが流行って都内に通うのは心配だと話して欠席してもお金を取られ、2か月休むと退会を迫られる。大学で孤立しがちな発達障害の学生たちを応援してくれるのではなかったのだろうか?高いお金を払って友達一人できず、自信を失っただけで終わった。

 

■個性を大事にする通信制高校

不登校だった子でも居場所を見つけられる高校。でもこれ裏を返せばどんな不良でも入れるという事。先生が言うのだから間違いない。やんちゃな子ばかりで怖くなり教室に入れない子も出てくる。全員支援員の資格を持っていてSST(ソーシャルスキルレーニング)の授業も受けられるといいながら、「授業自体がソーシャルスキルレーニングなっているので~!」などと言い放つ。何のための支援員なのかはなはだ疑問である。更には担任のおじさん先生が毎週電話してきて1時間以上も世間話しをしてくる。こっちは子供の先生だから無下には出来ないと思って我慢してきたが、1か月のうちに7~8回もかけてきた時はもうやめて欲しいとはっきり言った。そうしたら「分かり合えないからお母さん顔と顔を合わせて面談したい」とコロナ禍でありえない提案をしてきた。これには耐えられず校長宛てに抗議文を送った。生徒に寄り添ってくれる学校などでは全くなかった。

 

■大学の学生相談室・支援

どこの大学でも配慮しなければならないという事に決まったので、一応受け入れて、相談もいつでも可能、保健室もいつでも利用して良い事になっている。入学前から支援して欲しい事や心配なことを細かに聞いておきながら誰からもメール1通こない。コロナがなくても発達障害の子がマンモス大学の中で他の学生とコミニュケーションをとるのは限りなく不可能に近い。もしくは関わりを持てたとしても他の学生にうまく利用されたり、恐喝にあったりする。それでも何ひとつしてもらえない。泣き寝入りしなければならなかった。

 

まとめ:本当の支援はもっと非営利的であるべきだ。市や病院の教育支援・就労支援などの方が本当の支援が受けられたりする。学費が高いから良いサービスではないので気を付けて欲しい。子供と事業所の相性や、良い先生と運よく出会える場合もあるが、今まで多くの先生を見てきて思うのは、発達障害の子を教えられるのは、「経験豊富で器の大きい先生」「待ってくれる温厚な先生」「センスの良い先生」以外では無理なのだ。

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